STORY

photo:Sato Ogasawara

夏、未来、宇宙。

火星移住が進み、
過疎化した地球に残された高校生たちは 文化祭の準備に明け暮れていた。

夏休み最終日、スピカはたったひとりの同級生に転校を告げ、姿を消す。

片思い、叶わぬ夢、帰れない場所。
オーバー・ダビングされた思い出たちが宇宙の片隅で再生される。

星に引力があるように
人にもきっと引力がある。

たとえ、どれだけ離れても、
あなたはずっとわたしの星。