高校生スタッフインタビュー企画第二弾!
今回のメンバーは、写真右から高校生キャストの田井文乃さん(以下タイちゃん)、太田泉さん(以下イズミ)、須藤日奈子さん(以下ヒナコ)、高校生スタッフの塚田真愛さん(以下つかだ)、大鋸塔子さん(以下おーが)の五人です。『わたしの星』の稽古場は実際どんな雰囲気なのかを伝えたいと思い、違ったタイプの個性や、様々な演劇経験を持つ5人に集まってもらいました。さてさて、どんな話が飛び出すでしょうか。
(司会進行:円城寺すみれ、編集:谷川清夏、撮影:鶴飼奈津美)
まず、『わたしの星』に応募しようと思ったきっかけを教えてください。
ヒナコ 中学校三年の時から舞台が好きで、自分も演劇やりたいなと思ってました。演劇の雑誌で『わたしの星』の初演の稽古記録を観て素敵な舞台だなと思っていたので、募集を知って高校生最後の夏にやっておきたいなと思って、それで応募しました。
おーが 中学生の時に観た『わたしの星』初演版がすごく好きなんです。自分が高校生になる年に再演の話を知って、もうこれはやるしかないですよね。応募したのはほとんど勢いです。
つかだ 私は、『わが星』(編集注:ままごとの代表作)が好きなんですよ。中学の演劇部の友達が『わが星』の姉妹作を、高校生集めてやるらしいよって紹介してくれて。私、今年の冬あたりからずっと学校に行ってなかったんです。だから全然同年代の子と関わってなくて、これはやばいなと。『わたしの星』に参加できれば高校生と関われる!って思って応募しました。
タイちゃん ある舞台を観に行った時に折り込みチラシに募集の紙が入ってて、「これだ!」と思って。高二の夏に演劇やりたくて、探してたから(笑)。
イズミ 私のお姉ちゃんが柴さんの大ファンなんですよ。それで、お姉ちゃんが『わたしの星』の再演のことを知って。でもお姉ちゃんはもう大学生だから、「お前がやれ」って言われたんです。私も観劇するの好きだったし、じゃあ応募してやるかーってオーディション受けました。
オーディションでは、キャストとスタッフは併願できましたが、皆さんはキャスト/スタッフ一筋だったんですか?高校生スタッフのつかださん、おーがさんどうでしょう?
つかだ キャストか……。全く思わなかったです。中学校で演劇部に入ってた時もずっとスタッフだったし。
おーが 私も中学の時に演劇部に入ってました。本当はスタッフをやろうと思ってたんだけど、「みんなキャストやりたいよね!」みたいなノリでスタッフがやりたいって言えなくて……。先輩が引退するまでキャストをやってました。高校では別の部活に入ったので、『わたしの星』でスタッフがやれて嬉しいです。
イズミ いや、でも、スタッフの応募って作文書かなきゃいけないじゃないですか。私作文超苦手なんですよ!「本当に嫌だ!ムリ!」みたいな。だからキャストにしようって(笑)。
タイちゃん スタッフの応募って作文書くんだ。し、知らなかった……。
ヒナコ 私も、やっぱり、作文は怖かったです。
一同 (笑)
おーが 普通はオーディションの方が怖くない?
イズミ,タイちゃん,ヒナコ うーん……。別に……。
イズミ でも、オーディションを受けてみたら超怖かった……!オーディション終わった瞬間ダッシュで帰って、一人で吉野家の牛丼食べて「あー終わった」とか思ってた……。
タイちゃん すごい緊張してたよね。
イズミ 私まじで人見知りだから。
一同 嘘だ(笑)。
イズミ ほんとに!ほんとに人見知りなの!
スタッフの仕事をしている時も、稽古の様子をつい観てしまいます。キャストのみなさんの演技は人を惹きつけるなあと思うのですが、キャストの三人はこれまでどんな演劇経験をされてきたんですか?
タイちゃん 私は小六から高一まで養成所みたいなところに通ってました。養成所の中での発表会は毎年やってたんだけど、ちゃんとした舞台に上がるのは初めてです。
イズミ 実は全然やったことないんです……。小六の時の学芸会で『ライオンキング』をやったくらい。
何役でしたか?
イズミ スカーです。あの意地悪なおじさん。
おーが 立候補したんですか?
イズミ いや、誰もやる人がいなくて(笑)。
ヒナコ 私は全くないです。文化祭でもお芝居がなかったので。
舞台未経験の人もいるんですね!稽古ではどんなことをするんですか?
おーが “ザ・演技の練習”って感じの稽古をしないですよね。なんか、風船バレーとかそういうゲームが多い。
イズミ 風船バレー楽しい!私、一番好きかもしれない!
イズミちゃんのアタックすごいですよね。
イズミ 私バレー部だったから。
一同 そうなんだ!
スタッフの2人も、キャストの3人も、それぞれの経験を踏まえて、『わたしの星』の稽古現場で何か感じることはありますか?
つかだ 稽古場でだんだん台本ができてくる感じがすごいワクワクするし、面白いなあって思います。中学校で演劇部にいたときは既成台本しかやったことがなかったので。
ヒナコ みんな個性豊かで、その個性が反映されてる台本で面白いですよね。次の台本が来るのが毎回楽しみです。
イズミ 分かる!キャストもスタッフもみんな独特(笑)。私演劇やってる人と全然絡んだことがなかったから、『わたしの星』のメンバーは学校にいる人とどこか違って、面白くて、喋るのが楽しいです。
タイちゃん あと、『わたしの星』の稽古場はみんなが優しくて、競ってる感じが全然しない。去年までいたところはすごく厳しくてずっと叱られてて。でも、『わたしの星』ではのびのび、やれてるかなあと思います。毎回誰かしら、何かしら面白いことが起こる。
イズミ その面白いことはだいたいタイちゃんだけどね!
タイちゃん 私?(笑)
イズミちゃんもだいぶキャラが立ってると思います(笑)。
おーが チラシの撮影で海に行った時に、なんか得体の知れないものをかじったり……。
イズミ あー食べたね。私まじで胃強いから。だから全然大丈夫だった!
タイちゃん ヒナコちゃんはなんか、不思議な、ほわほわした感じ……。
ヒナコ (ペコリ)
それでは、最後に一人ずつ意気込みをお願いします。
ヒナコ 稽古で、初演版の『わたしの星』の映像を観たんですけど、やっぱり今回の作品と全然違うということを実感しました。まだ台本が全部ないのでどういう結末になるかは分かりませんが、精一杯頑張りたいと思います。
タイちゃん 前回の『わたしの星』を知ってる人も知らない人も、私たちの個性が出た『わたしの星』を楽しんで観てほしいなって思います。
イズミ そんなかっこいいこといえないよぅ(裏声)。
一同 (笑)
イズミ えー私は、みんなに負けないくらいがんばって、『わたしの星』を、すごいいい感じにできるように、努めます。
おーが 今日インタビューをしてもらって、キャストのみんなの個性がすごいなぁと感じたので、スタッフで今作ってる当日パンフレットとか、このインタビュー企画で、皆の個性を引き出せるように頑張りたいと思います。
つかだ キャストの皆が個性豊かで眩しいので、その眩しさに負けないようにスタッフも頑張っていきたいと思います。
今日はこれで終わります。ありがとうございました。
一同 ありがとうございました!
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